〜 投資を「頑張らない」ために、先に手放したもの 〜
こんにちは。
「投資×日常×子育て」をテーマに発信している じーにょ夫人です。
新NISAが始まり、「投資を始める」こと自体は、ずいぶん当たり前になりました。
一方で、こんな声もよく耳にします。
- 始めてみたけれど、正直しんどい
- 情報が多すぎて、何が正解かわからない
- 家族がいるからこそ、失敗が怖い
- やめたいわけじゃないのに、不安が消えない
もし、少しでも心当たりがあるなら。
それはあなたの努力不足でも、勉強不足でもありません。
投資が「足されすぎている」だけかもしれません。
わが家も、まったく同じ状態でした。
そして投資を続けられるようになった転機は、「何かを始めたとき」ではなく、「やめたとき」でした。
この記事では、投資中級者として一通り経験したわが家が、
投資を続けるために、あえてやめてきたことを整理してお伝えします。
成功談でも、失敗談でもありません。
子育て家庭が「無理なく続ける」ための、現実的な引き算の話です。

風に任せて、いらないものから離していく。 残ったものだけで、十分だった。
投資を始めた頃のわが家は「全部盛り」状態だった
投資を始めたばかりの頃、わが家はとても真面目でした。
- 新NISAは制度から理解したい
- インデックス投資も、高配当株も、優待も気になる
- 米国ETFも、日本株も、全部取り入れたい
- 投資比率も、理想形に近づけたい
「正解に近づくには、知ること・やることを増やすしかない」
そう思って、できることを次々と足していきました。
結果、ポートフォリオも行動も、気づけば“フルコース”。
投資信託が複数、日本株が十数銘柄、米国ETF、優待銘柄。
情報源も、ブログ、SNS、YouTube、ニュースアプリ。
知識も選択肢も増えたのに、なぜか不安だけが増えていく。

「全部やる」投資は、 子育て家庭には重すぎた。
なぜ「全部やろう」とすると、続かなくなるのか
理由は、とてもシンプルです。
子育て家庭には、「管理する余力」が限られているから。
- 子どもの体調
- 行事や予定の変更
- 仕事の波
- 予想外の出費
日常だけでも判断の連続なのに、
そこへ「相場」「銘柄」「情報」「比較」が重なると、心が先に疲れてしまいます。
投資がつらくなる原因は、
相場の上下そのものではありません。
不安の正体は、「自分で把握できない数」と「判断の多さ」です。
投資は、足せば足すほど難易度が上がる。
この事実に気づいて、わが家は投資を「設計し直す」ことにしました。
投資を続けるために、わが家がやめたこと
ここからは、わが家が実際にやめてきたことを整理します。
どれも「やらないと失敗すること」ではありません。
ただ、子育て家庭のわが家には合わなかったというだけです。
やめたこと① 毎日、相場を見ること
長期投資なのに、毎日の値動きに触れていると、感情が揺れます。
- 上がれば落ち着かない
- 下がれば不安になる
わが家は、相場を見る日を決めるようにしました。
それだけで、投資が日常を侵食しなくなりました。

毎日追わなくてもいい。 見る日を決めるだけで、心はずっと楽になる。
やめたこと② 「最新情報」を追い続けること
SNSや動画には、魅力的な情報があふれています。
でも、子育て家庭にとって、スピード勝負の情報は負担になりがちです。
今は、
- 情報源を絞る
- 目的のない情報収集はしない
「遅れて知るくらいで、ちょうどいい」
そう割り切ったことで、心の余白が戻りました。

気にならないわけじゃない。 でも、今は見ないと決めた。
やめたこと③ 銘柄を増やしすぎること
分散=銘柄数、だと思っていた時期がありました。
でも、把握できない銘柄が増えるほど、不安も増えます。
今は、
- すぐ説明できない銘柄は持たない
- 管理できる数を超えない
分散とは、生活を壊さない設計だと考えています。

空いている棚は、不足じゃない。
やめたこと④ 人と比べること
「同年代で資産○千万円」
「○年でFIRE」
そうした情報に触れるたび、心がざわついていました。
でも、家族構成も、収入も、価値観も違う。
比べる対象を「他人」から「昨日のわが家」に変えたことで、投資が穏やかになりました。

周りの声から、そっと目を離す。 戻る場所は、ちゃんとある。
やめたこと⑤ 短期成果を求めること
「今年はいくら増えたか」よりも、
「今年も続けられたか」。
評価軸を変えたことで、投資が“結果待ち”ではなく、
生活の一部になりました。

急がなくていい。 続いていれば、ちゃんと育っている。
やめたこと⑥ 投資比率を“最大化”しようとすること
効率だけを考えれば、投資比率は高い方がいい。
でも、子育て家庭では「余白」が重要です。
- 現金の余裕
- 気持ちの余裕
- 予想外に耐える余裕
わが家は、「現金は心のクッション」だと考え、
あえて投資に回しすぎない選択をしています。

余白があるから、 暮らしも投資も、崩れにくい。
やめたこと⑦ 完璧な出口戦略を今決めようとすること
20年後、30年後の世界は誰にもわかりません。
今から完璧な出口を決めようとすると、身動きが取れなくなります。
「必要になったとき、必要な分だけ使う」
そう考えることで、今の生活を大切にできるようになりました。

先のことは、まだ決めなくていい。 今、歩ける道が見えていれば。
「やめた」ことで、投資は生活の“背景”になった
これらをやめて、投資はどう変わったか。
一番の変化は、
投資が生活の主役から、背景に下がったことです。
投資が空気のように存在し、
日常を支えるインフラになった。
だからこそ、続いています。

投資は、 いつの間にか“暮らしの背景”になっていた。
続けられる人は、最初から「減らしている」
投資を続けられる人と、途中でやめてしまう人。
その違いは、根性や才能ではありません。
最初から「頑張らなくていい形」を選んでいるかどうか。
特に子育て家庭では、努力でカバーする設計は長続きしません。
続けられる人は、最初から“減らす前提”で投資を組み立てています。

最初から、 持ちすぎない人のほうが続いている
今日から一つだけ、減らしてみませんか
最後に、提案です。

いきなり大きく変える必要はありません。
今日からできることは、たった一つ。
- 相場を見る回数を減らす
- 情報源を一つ減らす
- 比べる相手を減らす
「やめる」ことは、後退ではなく設計です。
投資は、続いてこそ意味がある。
わが家はそう考えています。
もし今、少ししんどさを感じているなら、
足す前に、まず一つ、手放してみてください。
その軽さが、次の安心につながります。
