新NISAを始めようと思ったとき、意外と迷いやすいのが、
- 楽天証券がいい?
- SBI証券がいい?
- マネックス証券も気になる
- ポイントが一番お得なところを選ぶべき?
という「証券会社選び」ではないでしょうか。
SNSや比較サイトを見ていると、
- 「楽天経済圏なら楽天証券」
- 「SBI証券が定番」
- 「クレカ積立のポイントで選ぶ」
- 「還元率が高いところがおすすめ」
など、いろいろな情報が出てきます。
どれも一理あるように見えるからこそ、「結局、新NISA口座はどこで作ればいいの?」と迷いやすいですよね。
でも、子育て家庭の場合、ポイント還元率だけを見て証券会社を決めると、あとから管理が面倒になってしまうことがあります。
仕事、子どもの予定、教育費、住宅ローン、毎月の家計。
いろいろなお金と予定を抱える中で、投資のためにカードやポイント、アプリをどんどん増やしてしまうと、せっかく始めた新NISAが「管理しなければいけないもの」になってしまうかもしれません。
じーにょ夫人メモ
わが家では、ポイントが少しでも多い証券会社を探すことより、積立設定をしたら、あとは無理なく続けられることを大切にしています。
証券会社は、投資の成績を決める主役ではなく、長く積立を続けるための「場所」。
だからこそ、「一番お得な証券会社」より「わが家が使いやすい証券会社」を選びたいと考えています。
この記事では、楽天証券・SBI証券・マネックス証券のどこが最強かを決めるのではなく、子育て家庭が、どこなら迷わず・無理なく・長く続けられるかという視点で整理していきます。
ご注意
この記事は、特定の証券会社や金融商品の利用・購入をすすめるものではありません。
NISAは投資によって得た利益が非課税になる制度ですが、投資した商品の元本が保証される制度ではありません。
制度、手数料、ポイント付与条件、対象カード、アプリの機能、キャンペーンなどは変更されることがあります。利用前には金融庁や各証券会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- この記事でわかること
- この記事の結論|「一番得する場所」より「わが家が続けられる場所」
- 新NISAで証券会社選びに迷うのは自然なこと
- まず知っておきたいNISA口座の基本
- 証券会社を選ぶ前に、家計の順番も確認しておきたい
- ポイント還元だけで証券会社を決めない方がいい理由
- 子育て家庭が見るべき9つの比較ポイント
- 楽天証券・SBI証券・マネックス証券を比較
- 実際のアプリ画面で3社の違いを見てみる
- 楽天証券が向いている家庭
- SBI証券が向いている家庭
- マネックス証券が向いている家庭
- 子育て家庭目線の判断表
- わが家の場合|夫婦で別々の証券会社を使っています
- 証券会社選びでありがちな失敗例
- 迷ったときの証券会社選びチェックリスト
- 証券会社を決める前に確認したい家計の順番
- まとめ|証券会社選びは“続けられる場所づくり”
この記事でわかること
- 新NISAで証券会社選びに迷いやすい理由
- NISA口座を作る前に知っておきたい基本
- ポイント還元率だけで決めない方がいい理由
- 子育て家庭が見るべき証券会社の比較ポイント
- 楽天証券・SBI証券・マネックス証券が向いている家庭
- 楽天証券・SBI証券・マネックス証券の実際のアプリ画面
- 夫婦で同じ証券会社にそろえる必要があるか
- 証券会社を決める前に確認したい家計の順番
新NISAの制度そのものがまだ曖昧な方は、先にこちらの記事で全体像を整理しておくと読みやすいです。
※NISA制度の最新情報は、金融庁のNISA特設サイトでも確認できます。
この記事の結論|「一番得する場所」より「わが家が続けられる場所」
この記事の結論
新NISAの証券会社選びに、すべての家庭に共通する絶対の正解はありません。
大切なのは、ポイント還元率だけでなく、普段使っているカードや銀行との相性、スマホでの操作性、積立設定のわかりやすさ、管理が複雑になりすぎないかを見ることです。
証券会社選びは、「一番得する場所探し」より「わが家が続けられる場所づくり」と考えると、選びやすくなります。
ポイントが少し多くても、新しいカードやポイントサービスが増えて管理が負担になるなら、わが家にとっての正解とは限りません。
反対に、ポイントの差が多少あっても、普段の生活導線に自然になじみ、積立設定後は静かに続けられるなら、十分よい選択肢です。
新NISAで証券会社選びに迷うのは自然なこと
証券会社選びで迷うのは、知識が足りないからではありません。
楽天証券、SBI証券、マネックス証券などの有名なネット証券は、それぞれNISAに対応し、投資信託の積立やクレジットカード積立、ポイントサービスなどを用意しています。
どこも候補になりやすいからこそ、違いがわかりにくいのです。
さらに、証券会社を比較し始めると、
- ポイント還元
- 対応クレジットカード
- 投資信託の取扱商品
- スマホアプリ
- 銀行との連携
- 手数料
- キャンペーン
と、比較項目がどんどん増えていきます。
すべてを比べて「一番いい証券会社」を探そうとすると、なかなか決められなくなるのも自然です。
子育て家庭なら、比較項目を増やしすぎなくてもいい
子育て中は、投資の管理だけに時間を使うことはできません。
わが家なら、まず見るのは、
- 普段使っているカードや銀行に合うか
- スマホで迷わず使えそうか
- 一度積立設定したあと、手間なく続けられそうか
この3つです。
まず知っておきたいNISA口座の基本
NISA口座は1人につき1口座
NISAを利用するには、証券会社や銀行などの金融機関でNISA口座を開設します。
金融庁の「NISAを知る」で案内されているとおり、NISA口座は1人につき1口座です。
たとえば、同じ年に楽天証券とSBI証券の両方でNISA投資枠を使うことはできません。
また、つみたて投資枠を楽天証券、成長投資枠をSBI証券というように、2つの枠を別々の金融機関に分けることもできません。
一方で、夫婦なら、それぞれ本人名義のNISA口座を持つことができます。
夫婦で同じ証券会社を選ぶ家庭もあれば、それぞれ別の証券会社を選ぶ家庭もあります。
金融機関は年単位で変更できる
最初に選んだ証券会社を、一生使い続けなければいけないわけではありません。
NISA口座を開設する金融機関は、年単位で変更できます。
ただし、変更には手続きが必要です。
国税庁の「NISA口座の新規開設又は変更に関する手続等について」によると、金融機関を変更するための届出は、変更したい年の前年10月1日から、その年の9月30日までに行う必要があります。
また、変更前の金融機関で、その年のNISA枠を使ってすでに買付をしている場合、その年分の金融機関は変更できません。
詳しい条件は、金融庁のNISAよくある質問も確認してください。
一度選んだら終わり、ではありません
もちろん、最初から生活導線に合う証券会社を選べるとラクです。
でも、「絶対に失敗できない」と思って何か月も決められなくなる必要はありません。
大きな不都合があれば、翌年以降に見直すこともできます。
証券会社を選ぶ前に、家計の順番も確認しておきたい
証券会社を比較する前に、もうひとつ確認しておきたいことがあります。
それは、「どこで投資するか」より先に「どのお金を投資するか」です。
子育て家庭には、投資以外にも大切なお金があります。
- 毎月の生活費
- 急な出費に備える生活防衛費
- 近く使う教育費
- 住宅ローンや住まいに関するお金
- 当面使う予定のない、長く育てられるお金
証券会社を上手に選べても、積立額が家計に合っていなければ長く続きません。
「投資に回していいお金」がまだ曖昧な方は、先にこちらの記事で整理してみてください。
ポイント還元だけで証券会社を決めない方がいい理由
クレジットカード積立などでポイントがもらえるのは、うれしい仕組みです。
同じ金額を積み立てるなら、できればポイントも受け取りたいと思うのは自然です。
ただ、ポイントだけで証券会社を選ぶと、思ったより管理が複雑になることがあります。
- ポイントのために新しいカードを作る
- 新しいポイントサービスを使い始める
- カード利用額などの条件を確認する
- ポイントの使い道を管理する
- 条件が変わるたびに調べ直す
こうした管理が苦にならない人には問題ありません。
でも、子育て中は、管理するカードやアプリを増やすこと自体が負担になることもあります。
ポイントのために生活導線を変えるより、もともとの生活導線の中でポイントも付いてくるくらいの考え方の方が、わが家には続けやすいと思っています。
ポイント利用画面の一例|楽天証券
実際の画面も見てみます。
楽天証券では、投資信託を購入するときに、楽天ポイントを利用するかどうかを注文画面で選べます。

楽天証券では、投資信託の購入時に楽天ポイントを「一部使う」「すべて使う」「使わない」から選べます。
ポイントを利用できること自体も便利ですが、わが家が見たいのは「何ポイント得するか」だけではありません。
実際に使うときに設定場所がわかるか。
普段使っているポイントをそのまま使えるか。
余計なサービスを増やさずに済むか。
そういった部分も、続けやすさにつながります。
SBI証券やマネックス証券にもポイントに関するサービスがありますが、利用条件や対象カードなどは変わることがあります。
ポイントの細かな差を記事だけで追いかけるより、口座を作る前に各社の公式情報で最新条件を確認する方が安心です。
子育て家庭が見るべき9つの比較ポイント
1|普段の生活導線に合っているか
すでに使っている銀行、カード、ポイントサービスと自然につながる証券会社なら、新しく覚えることを減らせます。
楽天カードや楽天ポイントを普段から使っている家庭。
三井住友カードやVポイントを普段から使っている家庭。
dカードやdポイントをよく使う家庭。
それぞれ、自然に候補になる証券会社は変わります。
2|スマホで迷わず操作できるか
子育て中は、投資のために毎回パソコンを開くのが難しい家庭も多いと思います。
そのため、スマホで必要な確認や設定ができるかは大切です。
機能が多いかどうかだけではなく、見たい情報に迷わずたどり着けるかを見てみます。
3|積立設定がわかりやすいか
新NISAの積立投資では、一度設定すれば、長く同じ設定を使うこともあります。
だからこそ、最初の設定だけではなく、
- 積立額を変更したい
- 一時的に止めたい
- 決済方法を確認したい
というときに、操作場所を見つけやすいかも確認したいポイントです。
4|投資信託を探しやすいか
取扱本数が多いことだけでなく、自分が買いたい商品を探しやすいことも大切です。
NISA対象商品から絞り込めるか、商品名で検索しやすいか、信託報酬などの商品情報を確認しやすいかを見てみます。
オルカンとS&P500で迷っている方は、こちらの記事も参考になります。
5|入金やクレカ積立がわかりやすいか
銀行口座から入金するのか、クレジットカードで積み立てるのか、自動入出金を利用するのか。
積立方法によって管理のしかたは変わります。
ポイントだけではなく、毎月の家計簿やカード明細と照らし合わせやすいかも見ておきたいところです。
6|通知や情報を見すぎなくて済むか
投資アプリが便利でも、相場情報や通知を見るたびに値動きが気になってしまう人もいます。
長期の積立投資なら、毎日残高を見る必要はありません。
通知を調整できるか、自分で「見る頻度」を決められるかも、わが家にとっては大切なポイントです。
7|月1回程度の確認でも管理できそうか
毎日アプリを開かなくても、積立が予定どおりできているか、家計に無理がないかを定期的に確認できれば十分という家庭もあります。
「設定したら、あとは静かに続けたい」という家庭なら、頻繁に操作しなくても管理できるかを見ます。
8|夫婦で選んだ理由を説明できるか
夫婦で同じ証券会社を使う必要はありません。
でも、
- 普段使うカードに合っていた
- アプリが自分にはわかりやすかった
- 管理するサービスを増やしたくなかった
など、「なぜここにしたのか」を話せると、家庭のお金として共有しやすくなります。
9|何年も使う前提でストレスが少ないか
証券会社は、口座を作る瞬間より、その後何年も使う時間の方が長いものです。
期間限定キャンペーンよりも、何年使っても面倒になりにくそうかを考えてみます。
楽天証券・SBI証券・マネックス証券を比較
ここでは、変わりやすいポイント還元率の数字ではなく、子育て家庭が長く管理する視点で3社を比べます。
※スマホでは横にスクロールできます。
| 比較軸 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
|---|---|---|---|
| 普段の生活導線 | 楽天カード・楽天銀行・楽天ポイントなどを利用する家庭になじみやすい | 三井住友カード・Olive・Vポイントなどを利用する家庭が検討しやすい | dカード・dポイントなどを利用する家庭が検討しやすい |
| ポイントとの相性 | 楽天ポイントとの連携あり | Vポイントなどのポイントサービスあり | dポイントなどとの連携あり |
| スマホでの確認 | iGrowで資産状況、NISA、保有商品、積立などを確認できる | 投信つみたてアプリで保有投信や積立設定などを確認できる | スマホ向けサービス・アプリから資産や取引情報を確認できる |
| 積立設定 | iGrowなどから積立内容を確認・変更できる | 投信つみたてアプリから積立設定状況の確認・変更・解除などができる | Web・アプリ等から投信積立を設定できる |
| 投資信託を探す | 検索やランキングなどから探せる | 検索やランキングなどから探せる | ファンド検索やランキングなどから探せる |
| 情報量 | 投資情報やiGrowのFEEDなども確認できる | 商品・投資情報の選択肢が多い | 投資情報や資産分析ツールなども用意されている |
| 管理のシンプルさ | すでに楽天サービスを使っている家庭ならまとめやすい | 三井住友カード・Vポイントを使う家庭なら生活導線につなげやすい | dカード・dポイントを使う家庭なら候補になりやすい |
| 向いている家庭 | 楽天のサービスを普段から利用している家庭 | 三井住友カードやVポイントを使い、選択肢の多さも重視する家庭 | dポイントとの相性やマネックスのサービスに魅力を感じる家庭 |
| 注意したいこと | 楽天サービスをほとんど使わないなら、ポイントのためだけに生活導線を変える必要があるか考えたい | 機能やサービスが多いため、最初は自分が使う範囲を決めると迷いにくい | 夫がIPO申込みなどで実際に利用しているが、NISA口座としては利用していないため、NISAの使い勝手は公式情報も確認したい |
比較表を見るときの注意
アプリの「見やすさ」「使いやすさ」は、人によってかなり感じ方が違います。
また、ポイント付与条件、対象カード、手数料、キャンペーンなどは変更されることがあります。
数字だけで順位を決めるのではなく、最新情報を公式サイトで確認したうえで、自分の生活に合うかを見てください。
実際のアプリ画面で3社の違いを見てみる
比較表だけでは、実際にスマホで使うイメージまではわかりにくいものです。
そこで、わが家で実際に利用している証券会社のアプリ画面も見てみます。
この記事で見比べたポイント
この記事では、ポイント還元率の高さではなく、わが家が実際に使うときの
- スマホで見たい情報にたどり着けるか
- 積立設定を確認・変更しやすいか
- 子育て中でも月1回程度の確認で続けられそうか
- ポイントやカード管理が増えすぎないか
- 夫婦で「なぜここを選んだか」を話しやすいか
という視点で見比べています。
「一番お得な証券会社」を決めるためではなく、わが家が長く使っても疲れにくいかを確認するための比較です。
わが家では、私はSBI証券、夫は楽天証券でNISAを利用しています。
また、夫はIPOへの申込みなどを目的にマネックス証券の口座も開設しており、アプリを少し利用しています。
ただし、マネックス証券ではNISAを利用していません。そのため、マネックス証券については「NISAを実際に使った感想」ではなく、アプリ画面やサービスを知るための一例として紹介します。
掲載している画像では、資産額、積立金額、商品名など、記事に必要のない個人的な情報は非表示にしています。
ホーム画面の見せ方はかなり違う
楽天証券|iGrow

楽天証券の「iGrow」では、資産状況のほか、保有商品や積立、配当・分配などをスマホから確認できます。
楽天証券のiGrowでは、「ポートフォリオ」「推移」「保有商品」「配当・分配」などが上部に並びます。
画面下からは「資産」「探す・注文」「FEED」「マイページ」へ移動できます。
資産状況をグラフで確認できるため、全体像から見たい人にはイメージをつかみやすい構成です。
SBI証券|投信つみたてアプリ

SBI証券の「投信つみたてアプリ」では、積立設定状況や保有銘柄、NISAサマリーなどへホーム画面から進めます。
SBI証券の投信つみたてアプリでは、「積立設定状況」「保有銘柄」「注文照会」「入出金・振替」「My資産」「NISAサマリー」など、目的別の入口が並びます。
合計評価額や運用収益額は、金額表示をオフにして隠した状態でも利用できます。
マネックス証券|資産画面
夫は、IPOへの申込みなどを目的にマネックス証券の口座も利用しています。
マネックス証券ではNISAを利用していませんが、実際のアプリでは「保有残高」「建玉」「注文照会」「入出金」「投資情報」「ポイント」などのメニューが上部に並んでいます。

夫がIPO申込みなどで利用しているマネックス証券のアプリ画面。「推移」「損益」「分析」「配当」「履歴」などから資産状況を確認できます。わが家ではマネックス証券をNISA口座としては利用していません。
資産画面では、「推移」「損益」「分析」「配当」「履歴」といった項目を切り替えて確認できる構成になっています。
楽天証券やSBI証券とはメニューの見せ方が違うため、証券会社を選ぶときは、サービス内容だけでなく、実際の画面を見て、自分が必要な情報を探しやすそうかを確認するのもひとつだと思います。
※この画像は夫が通常口座で利用しているマネックス証券のアプリ画面です。わが家ではマネックス証券をNISA口座としては利用していません。
実際の画面を見比べると
楽天証券のiGrowは、資産全体をグラフなどで確認しながら、「保有商品」「積立」「配当・分配」などへ進める構成です。
SBI証券の投信つみたてアプリは、「積立設定状況」「保有銘柄」「NISAサマリー」など、目的から選んで進みやすい構成です。
マネックス証券のアプリでは、「推移」「損益」「分析」「配当」「履歴」など、資産状況を見るための項目がまとまっています。
もちろん、マネックス証券についてはわが家ではNISAを利用していないため、3社をまったく同じ条件で比較しているわけではありません。
それでも実際の画面を見ると、同じネット証券でも、情報の見せ方やメニューの並び方には違いがあります。
どの画面が一番いいかではなく、自分が見たい情報を迷わず探せるかも、長く使う証券会社を選ぶときの判断材料になると思います。
実際に見比べて感じた、よかった点と迷いやすい点
わが家が見比べて感じたこと
- 楽天証券:iGrowでは資産全体をグラフで見やすく、楽天サービスを使っている家庭にはなじみやすいと感じました。一方で、資産推移が見やすい分、見すぎてしまう人は「月1回だけ確認する」など頻度を決めておくと安心です。
- SBI証券:投信つみたてアプリでは、積立設定状況やNISAサマリーなど、目的別に進みやすいと感じました。一方で、SBI証券はサービスや機能が多いので、最初は「新NISAの投信積立だけ」と使う範囲を決める方が迷いにくいと思います。
- マネックス証券:資産の推移や損益、分析などを見たい人には便利そうだと感じました。ただし、わが家ではNISA口座としては使っていないため、NISAの積立設定や使い勝手については断言せず、公式情報も確認する形にしています。
積立設定は「あとから変更しやすいか」も見ておきたい
楽天証券|積立設定確認画面

楽天証券の積立設定画面。NISAの口座区分や積立スケジュールを確認し、設定変更や解除へ進めます。
楽天証券のiGrowでは、積立画面から、設定している投資信託やNISAの口座区分などを確認できます。
積立スケジュールの確認や、設定変更、解除への入口も表示されています。
SBI証券|積立設定状況画面

SBI証券の積立設定状況画面。NISAの口座区分や決済方法、積立コースを確認し、設定変更や追加へ進めます。
SBI証券では、「口座管理」の「積立設定状況」から、NISAの口座区分、決済方法、積立コースなどを確認できます。
設定変更、追加、解除などの操作へも、この画面から進めます。
積立設定で見たいのは、始めるときだけではありません
子育て家庭では、家計の状況が変わることがあります。
習い事が増えた。
教育費がかかる時期になった。
収入や働き方が変わった。
そんなときに、積立額を減らしたり止めたりする場所を迷わず見つけられるかも、使いやすさのひとつだと思います。
楽天証券が向いている家庭
楽天証券は、楽天カード、楽天銀行、楽天ポイント、楽天市場など、楽天のサービスを普段から利用している家庭にとって候補になりやすい証券会社です。
楽天証券が候補になりやすい家庭
- 楽天カードを普段から使っている
- 楽天ポイントを使う機会が多い
- 楽天銀行も利用している、または検討している
- 資産やNISAの状況をグラフで確認したい
- 楽天のサービスの中で管理をまとめたい
一方で、楽天のサービスをほとんど使っていないなら、ポイントのためだけに楽天カードや楽天銀行などを増やす必要があるかは、一度考えてみたいところです。
「楽天証券がお得か」より「すでに楽天がわが家の生活に入っているか」で考えると、選びやすくなります。
最新のサービス内容は、楽天証券のNISA公式ページで確認できます。
SBI証券が向いている家庭
SBI証券は、三井住友カードやOlive、Vポイントなどを普段から利用している家庭にとって候補になりやすい証券会社です。
投資信託については「投信つみたてアプリ」があり、保有状況の確認や積立設定などをスマホから行えます。
SBI証券が候補になりやすい家庭
- 三井住友カードやOliveを利用している
- Vポイントを普段から使っている
- 積立設定を商品ごとに確認したい
- 投資信託以外の商品にも興味がある
- 機能や選択肢が多いことをメリットに感じる
一方で、SBI証券は扱う商品やサービス、ポイント関連の選択肢も多いため、最初は少し情報量が多く感じる人もいると思います。
そんな場合は、すべてを理解してから始めるのではなく、「最初は新NISAの投信積立だけ」と使う範囲を決めるくらいでも十分です。
最新のサービス内容は、SBI証券のNISA公式ページで確認できます。
マネックス証券が向いている家庭
マネックス証券は、dカードやdポイントとの相性を重視したい家庭にとって候補になる証券会社です。
投資信託の積立やNISAに対応しており、dカードによる積立や、dポイントを利用した投資信託の購入・積立も利用できます。
マネックス証券が候補になりやすい家庭
- dカードを普段から使っている
- dポイントをためたり使ったりしている
- 楽天証券・SBI証券以外の選択肢も比較したい
- 投資情報や資産分析の機能にも関心がある
- マネックス証券のサービスに魅力を感じている
ここでも、ポイントのために生活をマネックス側へ合わせるのではなく、もともとdカードやdポイントを使っている家庭なら候補にする、くらいの考え方でもよいと思います。
わが家とマネックス証券
わが家では、私はSBI証券、夫は楽天証券でNISAを利用しています。
夫はマネックス証券にも口座を持っており、IPOへの申込みなどを目的にアプリを利用しています。
ただし、マネックス証券ではNISAを利用していません。
そのため、アプリ画面については実際に利用しているものを紹介していますが、NISAの積立設定や使い勝手については、公式情報をもとに整理しています。
最新のサービス内容は、マネックス証券のNISA公式ページで確認できます。
子育て家庭目線の判断表
一般的な比較表だけでは、わが家に合う証券会社までは決めにくいものです。
そこで、普段の生活や投資との距離感から考えてみます。
※スマホでは横にスクロールできます。
| わが家の状況 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 楽天サービスをよく使う | 楽天証券寄り。今ある生活導線をそのまま使えるか確認する |
| 三井住友カード・Vポイントをよく使う | SBI証券寄り。普段のカード利用との相性から考える |
| dカード・dポイントをよく使う | マネックス証券寄り。すでに使っているサービスとの相性を見る |
| スマホだけで管理したい | ポイントより操作性を優先。実際の画面を見て、自分が迷わなそうな方を選ぶ |
| ポイントに振り回されたくない | シンプルさを優先。新しいカードやポイントを増やさなくて済むところを選ぶ |
| 投資アプリを見すぎてしまう | 確認頻度を先に決める。証券会社より「月1回見る」などのルールを作る |
| 夫婦で管理しやすくしたい | 同じ会社にそろえる方法もあり。ただし、無理にそろえる必要はない |
| 家計をできるだけシンプルにしたい | まず生活導線で選ぶ。普段使うカード・銀行・ポイントを増やさない |
この表で見てほしいのは、「楽天証券が正解」「SBI証券が正解」ということではありません。
わが家が何を面倒に感じて、何なら自然に続けられそうかを見つけることです。
わが家の場合|夫婦で別々の証券会社を使っています
私はSBI証券、夫は楽天証券
わが家では、NISAは私がSBI証券、夫が楽天証券を使っています。
夫はこのほかにIPOへの申込みなどを目的としてマネックス証券にも口座を持っていますが、NISA口座は楽天証券です。
結婚したとき、証券口座について「夫婦で同じ証券会社にそろえた方が管理しやすいかな?」と話し合ったことがありました。
同じ証券会社なら、アプリの操作方法や積立設定について話しやすく、家計全体を見るときにもわかりやすそうです。
でも、話してみると、結婚前からそれぞれがよく使っていたカードやポイントサービスが違っていました。
そこで、無理にどちらか一方へ合わせるのではなく、それぞれが普段使っていたカードやポイントとの相性を考えて、別々の証券会社を選ぶことにしました。
わが家の場合は、夫婦で証券会社をそろえることより、それぞれが自分の生活導線に合った証券会社を使うことを優先しました。
証券会社が違うと、「家計管理も別々になってしまうのでは?」と思うかもしれません。
でも、同じ証券会社を使うことと、家計や投資の方針を共有することは別です。
わが家では証券会社は違いますが、
- 生活防衛費を先に確保する
- 近く使う教育費は投資と分ける
- 家計を苦しくしてまで積み立てない
- 投資は長く続けることを優先する
という考え方は共通しています。
口座のログイン情報を共有することより、
- なぜその証券会社を選んだか
- どのお金を投資に回すのか
- 毎月の積立が家計を苦しくしていないか
を話せていることの方が、わが家では大切です。
夫婦でそろえるか、別々にするかにも正解はない
同じ証券会社にそろえた方が、操作方法を共有しやすい家庭もあります。
一方で、わが家のように、それぞれが使い慣れたカードやポイントに合わせて別々の証券会社を使う方が、自然に続けられる家庭もあります。
「証券会社は別。家計の方針は一緒。」
わが家では、このくらいの距離感がちょうどよいと感じています。
今回、わが家が証券会社を選んだときに大切にしていたことを、改めてノートに整理してみました。

こうして書き出してみると、わが家が重視しているのは「どちらの証券会社が一番お得か」ではなく、それぞれが無理なく使えて、家計の方針を夫婦で共有できることなのだと改めてわかります。
証券会社選びでありがちな失敗例
失敗例1|ポイント還元率だけで決める
高い還元率に惹かれて、新しいカードやポイントサービスを増やしたものの、条件や支払いを管理するのが面倒になってしまうケースです。
ポイントは、管理を増やさずにもらえる範囲で活用するくらいでも十分です。
失敗例2|比較しすぎて、始める前に疲れる
証券会社ごとの細かな違いを調べ続けるうちに、何か月たっても決められなくなることがあります。
候補を2〜3社まで絞ったら、
- 普段使っているカード
- スマホ画面
- 積立設定
くらいに比較項目を減らしてもよいと思います。
失敗例3|SNSのおすすめをそのまま自分の正解にする
SNSで「この証券会社一択」と言われていても、その人と自分では使っているカードや銀行、家計の管理方法が違います。
人気があることと、わが家が使いやすいことは同じではありません。
失敗例4|アプリを見すぎて相場が気になる
アプリが見やすいほど、つい何度も開いてしまうこともあります。
相場が下がるたびに不安になるなら、「毎月○日に確認する」など、見る頻度を先に決めるのもひとつです。
失敗例5|証券会社選びに夢中になり、家計が後回しになる
証券会社選びより先に確認したいのは、生活防衛費、教育費、住宅ローン、毎月の家計の余白です。
投資していいお金が整理できていない状態では、どの証券会社を選んでも不安が残りやすくなります。
迷ったときの証券会社選びチェックリスト
- □ スマホだけでも迷わず操作できそうか
- □ 積立設定の流れがわかりやすそうか
- □ 普段使う銀行・カード・ポイントと相性がよいか
- □ ポイント目的でカードやアプリを増やしすぎていないか
- □ 月1回程度の確認でも管理できそうか
- □ 積立額の変更や停止方法を見つけられそうか
- □ 夫婦で「なぜここを選んだか」を説明できるか
- □ 投資信託を探しやすそうか
- □ 余計な通知や相場情報で不安にならないか
- □ 何年も使う前提でストレスが少なそうか
すべてに丸がつく証券会社を探す必要はありません。
わが家が特に大切にしたい項目を3つ決めて、その3つを満たすところから選ぶと、比較しやすくなります。
証券会社を決める前に確認したい家計の順番
証券会社が決まっても、すぐに大きな金額を積み立てる必要はありません。
子育て家庭では、次の順番で確認しておくと安心です。
1|生活防衛費を確保する
病気、休職、家電の故障など、予定外のことが起きても投資商品を慌てて売らなくて済むよう、生活費とは別の現金を確保します。
2|近く使う教育費を分ける
入学費用、習い事、塾、受験費用など、使う時期が近いお金は、値下がりする可能性がある投資とは分けて考えます。
3|投資してよいお金を分ける
投資に回すのは、生活費や近く使う予定のお金ではなく、当面使う予定のないお金です。
4|無理のない積立額を決める
NISAの年間投資枠を全部使う必要はありません。
積立後も家計に余白があり、急な出費があっても続けられる金額を考えます。
5|住宅ローンとのバランスを見る
住宅ローンがある家庭では、投資だけを主役にせず、返済、現金、教育費とのバランスも考えます。
まとめ|証券会社選びは“続けられる場所づくり”
新NISAの証券会社選びは、楽天証券・SBI証券・マネックス証券のどこが一番正解かを決めるものではありません。
子育て家庭にとって大切なのは、ポイント還元率だけでなく、普段の生活導線に合っているか、スマホで迷わず使えるか、積立設定をしたあとに無理なく続けられるかです。
証券会社より先に決めたいこと
どこで始めるかより、いくら積み立てるか。
いくら積み立てるかより、どのお金を投資に回すか。
証券会社は、投資を続けるための「場所」です。
証券会社がお得だからといって、教育費や生活防衛費まで投資に回す必要はありません。
わが家の場合も、夫婦で同じ証券会社にそろえることより、それぞれが使いやすい場所を選びながら、家計の方針を共有することを大切にしています。
「一番得な証券会社」ではなく、「わが家が続けやすい証券会社」。
この視点で選ぶと、新NISAを暮らしの中に無理なく置きやすくなると思います。
